©  2018  Naoya Takakuwa

​Prologue Lyrics

Prologue

 

Naoya Takakuwa

This is the name of the Asian man I’m going to talk about

I don’t know about him a lot

‘Cause I couldn’t see him with a healthy body

But I can say he was such a nice guy

Everybody liked him

He was a man never to say “No”

Yeah, he had a brave

It was a real brave

I don’t know that brave was on the right side 

or the evil side or the left side… 

Anyway, he had a brave 

So that, I wonder why that miserable thing happened to him

I wonder why those miserable guys bullied him

I don’t know

Maybe any body doesn’t know

Anyway, only one thing I wanna say is 

that mystery was buried in the dark place forever and ever

That darkness is darker than the bottom of sea

That means this mystery doesn’t have the answer anymore

Yeah, god only knows it

 

 

プロローグ

 

「ナオヤ・タカクワ」

それは私がこれから話すことになる、あるアジア人の男の名前

彼のことをよく知っているというわけではないの

なぜなら私が彼を見つけた時、彼はもう健康な身体ではなかったから

だけど、これだけは言える。彼は本当にナイス・ガイだった

全員が全員、彼のことを好いていた

彼は決して「ノー」とは言わない男だった

そう、彼は勇気を持っていたの

それも本物の勇気を

私はその勇気が正しいもの(ライト・サイド)だったか悪しきものだったのか、それとも左派的なもの(レフト・サイド)だったのかを知らない

いずれにせよ、彼は勇気を持っていたということ

だから、なぜ彼があれほど悲しい目に合わなくてはならなかったのか、私には理解できない

なぜあの悲しい男たちが彼をいたぶったのか、わからない

私にはわからない

その理由はたぶん、誰にもわからないでしょうね

いずれにせよ、私に一つだけ言えることがあるとするなら

このミステリーは暗い場所に永遠に埋められてしまったということ

そして、その暗闇は海の底よりもさらに暗いの

つまりはこのミステリーはもう答えなどは持ち合わせていないっていうこと

そう、「神のみぞ知る」っていうこと

Horoscope

 

I wanna piss, I really wanna piss

I wanna piss, I really wanna piss

I wanna piss, I really wanna piss

I really wanna piss, I wanna

 

Let yourself go with the horoscope

Dive into the pool that is full of drugs

 

I wanna piss, I really wanna piss

I wanna piss, I really wanna piss

Dump on drugs, dump on

Dump on drugs

 

Let yourself go with the horoscope

Dive into the pool that is full of drugs

Pray to the god with me, holding hands

Yeah, I don’t know where is the last stop

 

I wanna piss, I really wanna piss

I wanna piss, I really wanna piss

Dump on drugs, dump on

Dump on drugs

 

 

ホロスコープ

 

私は小便がしたい、本当に

私は小便がしたい、本当に

私は小便がしたい、本当に

私は本当に小便がしたい、私は

 

星占いに身を任せてみよう

ドラッグでいっぱいのプールに飛び込もう

 

私は小便がしたい、本当に

私は小便がしたい、本当に

ドラッグでめちゃくちゃにしてやろう

めちゃくちゃに

 

星占いに身を任せてみよう

ドラッグでいっぱいのプールに飛び込もう

手をつないで神に祈ろう

それでどこに行き着くのかはわからないけど

 

私は小便がしたい、本当に

私は小便がしたい、本当に

ドラッグでめちゃくちゃにしてやろう

めちゃくちゃに

Lonely Term

 

Anything wrong with you, tell me

I won’t seek out, I won’t seek out you baby

I should say goodbye to you maybe

I won’t keep out, I won’t keep out your secrets

 

I wanna say story is half

Could you call me on the phone

What can I say?

I need a minute (just a minute)

I need a minute (just a minute)

Tell me after the calling

 

I told you when I go back to meet you

I saw you in a daydream take me down

And I said this is the only lonely term

Oh, what can I say?

 

Only way looking for you, goodbye

I won’t talk about, I won’t talk about anything

Just forget all the past, ‘cause I’m a man

I am thinking about, I am thinking about you baby

 

I told you when I go back to meet you

I saw you in a daydream take me down

And I said this is the only lonely term

Oh, what can I say?

 

 

 

 

ロンリー・ターム

 

何か困ったことがあったら僕に言ってくれ

君を詮索したりはしないよ、ベイビー

僕は君にさよならしなくちゃならないだろう

君の秘密を守り通すことはできないだろうから

 

まだ物語は半分残っていると、僕は言いたい

「君は僕に電話してくれるかい?」

他に何を言えばいい

僕には時間が必要だ、1分だけでいいから

この電話のあとで返事をくれ

 

僕が君に再会した時

僕はこう言った、白昼夢の中で君を見たと

そして僕はこう続けた、今だけが孤独な期間だと

他に何を言えばいい

 

君を見つけ出す唯一の方法が別れだ

僕は何も話したくはない

全ての過去は忘れることにしよう、僕は男だから

僕は君のことを考えているよ、ベイビー

 

僕が君に再会した時

僕はこう言った、白昼夢の中で君を見たと

そして僕はこう続けた、今だけが孤独な期間だと

他に何を言えばいい

Nihilists

 

It’s not much to make you satisfied

I don’t have the other things to give for you

It’s not much to make you satisfied

It’s already empty in my chest for now

 

Baby, I don’t want to die

Baby, I don’t want to die

 

 

ニヒリスト

 

これじゃあなたを満足させるのに十分じゃない

だけど、他に持ち合わせもないんだ

これじゃあなたを満足させるのに十分じゃない

だけど、僕の胸の内はもうからっぽだよ

 

ベイビー、死にたくない

ベイビー、死にたくない

Carpool

 

Carpool that is full of the curse

Carpool that is full of the cars

 

I don’t find my place to park

 

 

カープール

 

呪いでいっぱいの駐車場

車でいっぱいの駐車場

 

僕の停める場所がないじゃないか!

Epilogue

 

In this way this story is going to the end

After the death of him, world keeps turning around

This is only a little part of the huge story

That hugeness is hard to imagine with your pitiful imagination

Yeah, you are also only a little part of this huge world

Even though that is truth

Another paragraph will begin with this short story

Another paragraph will combine with the mix of texture

Anyway, this is the start of beginning 

Like first few pages of the thick mystery novel

That thickness is higher than Tokyo Tower

Nobody knows what’s on the top

Nobody knows how is this mystery going on

Maybe, even god doesn’t know

Think about it in a while

Before open the door and leaving the room

Imagine the story out of your life

 

 

エピローグ

 

もうこれでこのストーリーはおしまい

彼が死んだあとも、世の中は変わらず回り続けている

これは巨大なストーリーのほんの一部でしかないの

それは、あなたのその貧相な脳みそじゃ想像できないくらい巨大なのよ

そう、あなたもその巨大な世界のほんの一部でしかないってこと

もしそうだとしても、

別のパラグラフがこのストーリーから始まっていくし

別のパラグラフがこのミックスされたテクスチャーに合わさったりもする

いずれにせよ、これは分厚いミステリー小説の冒頭の数ページ分ぐらいでしかないということ

そのミステリー小説はあまりに厚すぎて、東京タワーのてっぺんを超えるほどなのよ

だから頂上に何があるのかは誰も知らない

そしてストーリーがどのように進んでいくのかも

たぶん、それは神にすらわからないでしょう

だから少しの間、考えてみて

あなたの人生の外にある別の物語を想像してみるの

ドアを開けて、この部屋を出る前に

Prologueについてのモノローグ

 

Prologueはナオヤ・タカクワの死のイメージを、ある女性が受け取ることから始まる。彼女はナオヤ・タカクワに実際に出会ったことはない。ただ彼の生涯を一つのイメージとして夢の中で受け取る。そして彼女は最後の曲の中では、こうも語る。このストーリーは一つの終わりを迎えたが、この世界にはまだたくさんの人々が生きている。実在しているのかしていないのかも不明瞭なまま彼らは総合体として、より大きなイメージを作り出しているということに彼女は行き当たる。彼らはどこからやってきて、どこへ向かっていくのか?それを想像しようとする。最初は受動的にメッセージを受け取っていた彼女だったが、最後には能動的にイメージを作り出そうとする。Prologueというアルバムを要約すると、こういう物語である。2~6曲目は夢で見たイメージをナオヤ・タカクワ目線で描いたものだ。そしてそのイメージの元となっているのは、僕が経験した夢だ。

 

自身が老い、死へと向かっていく。今にも死にそうだ。そして走馬灯を見る。そんな経験がないだろうか?僕にはある。そしてその体験は鮮烈なイメージとして記憶に残っている。

 

車の後部座席に僕は座っている。運転席に座っているのは僕の母親である。まだ幼いころ、僕が泣きやまない夜にはドライブに連れて行ってくれたという。エンジンの音を聞いていると僕はすっかり眠ってしまうことができた。辺りは真っ暗で、静かな夜だ。エンジンの音だけが心地よく響いている。当時と違うのは僕の年齢である。自分の姿を鏡などを通して見られるわけではないが、僕にはわかる。僕は老いている。数字でいうと80歳は超えていると思う。さらに僕は死の予感を感じとる。しかし、その死は極めて安らかに訪れようとしている。それは僕を怯えさせることはない。ただ呼吸ができなくなっていくのがわかる。苦しくはない。むしろ、呼吸が必要ではなくなっていく感覚に等しい。そして僕はその夢の中で夢を見る。生まれてから死ぬまでの人生を、一つ一つ鮮明になぞっていくことができる。それは1秒間程の間に脳裏を通りすぎていく。しかし、その最後の1秒は非常にゆっくりと過ぎていく。人生は圧縮された箱となり、僕は永遠にその中を彷徨うことができる。そして、確かな幸福を感じる。家族にもっと優しく接するべきだったと最後に後悔する。

 

やがて、目が覚める。僕は死というものを漠然と、それでいて常に怖れ続けながら生きてきた。夜、ベッドに入りこみ眠りにつくまでの間には死の事を考えた。成仏や転生は信じることができなかったが、全くの無になるというのも考えにくかった。それは未知の領域だった。

しかしながら、この夢を見て起きた後、僕の中から死への恐怖は全く消滅していた。

 

 

—————————————

 

 

以上のストーリーを元にしつつ、僕が表現したかったのは「焦燥」と「平静」であり、この二大要素は我々の人生に多大なる影響を及ぼしている。我々の生活にはリズムが存在しており、そのBPMは常に変化し続けている。BPMが早まった状態を焦燥、BPMが遅くなった状態を平静とする。そのどちらが欠けても我々の人生は味気ないものになるが、現代社会のBPMは少し早すぎるというのが僕の論である。そしてこの音声作品はあらゆるビートの強すぎる楽曲への対抗・である。

 

この音声作品における主演ナオヤ・タカクワは焦りを感じており、それと同時に諦めも感じている。BirdsからNihilistsへの流れは死に向かう様子を表している。Birdsで上がったBPMは心臓の高鳴りだ。Nihilistsで遅くなるBPMは死への諦めである。

 

Epilogueで語られるのは我々の見ている世界はほんの一部に過ぎないということだ。表面上で何かを判断してはいけない。あらゆる可能性を考慮する必要がある。我々は世界の何もかもを知ることはできないが、想像力を働かせることはできる。

 

アルバムのアイデアができてから書いたのはPrologue, Carpool, Nihilists, Epilogue。Lonely TermとHoroscopeはだいぶ以前に書いた。皆さんに幸運を。

 

 

ナオヤ・タカクワ